USAPEEC PRESS 2007年12月号

NEWS

2006年度ブロイラーカンパニートップ15社

2006年ブロイラー産業の流れ
トップ企業のピルグリムズ・プライド社と上位7社は、業界の牽引役に

2006年度米国ブロイラー業界の最大のニュースはPilgrim's Pride Corporation(ピルグリムズ・プライド社)がGold Kist Inc.(ゴールドキスト社)を買収したことだ。この買収によってピルグリムズ・プライド社は米国のみならず世界のブロイラー産業でタイソン社を抜きトップ企業となった。

企業統合が活発化したことにより、ブロイラー産業における各社のマーケットシェアも過去15年、大きな変貌をとげている。1991年、上位3社が占める週単位で生産するready-to-cook(加工品)のシェアは35.19%であったのに対し、2006年度では53.09%にまで拡大している。また上位10社の生産量も順調に増加してきているため、上位陣で占めるマーケットシェアは76.62%と中小の企業を圧倒している。これらの企業を生産量だけで判断することはできないが、大手との差別化をはかるため、ニッチマーケット、地域に密着した戦略をたて健闘している。

主要企業マーケットシェア(週間生産量)

A special report

食糧と燃料を生産する米国のトウモロコシ生産者

バイオ精製所の数を見ると120ヶ所以上が稼働中、さらに数十ヶ所が建設中であることから、米国のエタノール産業は活況を呈しているといえる。ここ数年間にわたる急速な生産能力拡大の結果、エタノールの生成に使用されるトウモロコシの量は急速に増加している。実際に、この量は2001年から2006年までの間に3倍に伸びており、米国農務省の試算によると、2007-08年度は34億ブッシェルになると見込まれている。

エタノール向けトウモロコシ使用量が急速に伸びてきたことから、再生可能燃料の需要と、家畜/家禽飼料用・食品加工用・輸出用といった従来の市場向けの需要との双方を、業界として満たすことができるのかという疑問の声があがっている。この「食糧対燃料」という議論を、今後も冷静に見守る必要があるのではないだろうか。