USAPEEC PRESS 2009年12月号

A Special Report from Dr. Renan Zhuang

アメリカ農務省 2009年1月から8月 輸出量を堅調に維持。

ブロイラー輸出量

アメリカ農務省(USDA/FAS)の最新資料によると、米国の1月から8月までの家禽肉輸出量は、2,600,707トンで、輸出額は27.86億ドルになった。それぞれ前年同期比で3%減、5.1%減であるが、1989年以降歴代2位の輸出量と輸出額になると発表された。

ブロイラーの8月の輸出量(もみじを除く)は、261,765トン、輸出額は2億9,780万ドルで前年同期比それぞれ10.9%、12%の下落となる。この減少は、イラク、ロシア、ウクライナ、アンゴラ、シンガポール向けの輸出が減少したためである。しかしながら、キューバ、メキシコ、グルジア共和国、フィリピン向けの輸出量が増加したことにより、総輸出量の減少は抑えられた。

2009年度の1月から8月までのブロイラー総輸出量は、前年比0.9%減の2,062,672トン、輸出額は22億ドルで、前年比3.8%減となった。ロシア、ウクライナ向け輸出量は、それぞれ19.9%、38.2%減と落ち込んだが、メキシコ向けは30.5%増、イラク向けは41.8%の増加。中国向けは2.4%減だったが、香港向けは46.7%増となり、中国と香港向けは全体で3.7%増の輸出量となった。

8月のもみじ輸出量は52,027トンで輸出額は3,280万ドル。前年同期比それぞれ5.9%、7.5%増加した。輸出量の98.2%は中国、香港向けである。中国向け輸出量は40,491トンで昨年比4.1%増であったが、香港向けはブラジル産との競合、香港経由での中国向けの積み替えが減少した結果、10,589トンで29.2%減少した。2009年度の8月までのもみじ総輸出量は329,974トンで、前年同期比で2.9%減ではあるが、輸出額はドル高のため1.8%増の2億2,850万ドルとなった。

ターキー輸出量

ターキーの8月の輸出量は、24,809トンで前月比13.9%の増加だったが、前年比では13.7%減。輸出額は3,690万ドルで、前年同期比18%減。また、米国産ターキーの最大輸出国であるメキシコ向けの8月の輸出量は、前年同期比34.6%減の9,866トンと大幅に落ち込んだ。しかしながら、キューバ、中国、香港への輸出が増加したことで、ターキーの総輸出量の減少は多少抑えられた。

1月から8月までのターキーの総輸出量は、154,683トンの、2億5,060万ドルで、それぞれ前年同期比20.9%、18.4%減少した。ターキーの輸出量減少の要因のひとつとして、ブロイラーや豚肉と比較してターキー価格が上昇したことが挙げられる。ターキーのメキシコ向け輸出は主に加工用である。メキシコの食肉加工業者は、豚肉価格の下落により、ターキーの代替品として豚肉を使用した。

鶏卵輸出量

8月のテーブルエッグの輸出量は75億9,600万ダースに達し、輸出額は520万ドルで前年同期比それぞれ29.2%、11.5%増加した。米国産テーブルエッグの最大輸出国の香港、カナダ向けの輸出量は、それぞれ前年比68.5%、17%増となった。

1月から8月の総輸出量は4,470万ダース、輸出額3,300万ドルで、前年比それぞれ40.5%、19.4%増加した。テーブルエッグの生産余剰が輸出価格を大幅に下落させ、その結果輸出量が伸びた。テーブルエッグの1月から8月までの平均輸出価格は、前年比15%減の1ダースあたり74セントであった。

加工卵の8月の輸出量は、前年比36.5%増の3,190トン、輸出額は前年比1%増の770万ドルに達した。これは、カナダ向けの輸出が増加したことによる。

1月から8月の加工卵輸出総額は、前年比7.6%増の6,380万ドルである。日本向けは5.3%減となったが、カナダ向けは129.1%増、ドイツ向けは32%増加した。

引用:USAPEEC MondayLine Oct. 19, 2009
Dr. Renan Zhuang(リーナン・ジャン博士)USAPEECエコノミスト・ディレクターによるレポート

Source : USDA / FAS オンラインデータベース