USAPEEC PRESS 2011年10月号

Poultry News

9月とは言え、夏の日差しが照りつける前中半でしたが、ここに来てやっと秋めいてきました。 そして、早いもので今年も既に残り3ヶ月という時期になってしまいました。アメリカも日本も年末商戦にむけてここ1,2ヶ月が大変な時期です。野球なら7回の攻防、サッカーなら後半残り15分といったところでしょうか。しかし野球なら延長戦(今はない?)、サッカーならロスタイムというものがありますが、私たちには延長の13月というものはありませんから12月が終わるまでしっかりと頑張らなければなりませんね。
そんな中、もっともっと日本の皆様にアメリカの家禽鶏卵製品を認知していただく為に活動している私達アメリカ家禽鶏卵輸出協会としては、残念ながら今回は満足な量を日本に輸出することができない結果となっており、非常に心苦しく感じる日々となっております。そこには様々な要因があります。
一つは春先に発生した鳥インフルエンザの影響が長引いていることです。先日ミズーリは解禁になったとは言え、ブロイラーの大産地であるノースカロライナ州の清浄性が未だ確認されないままなので、日本向けのレッグの輸出量が激減したままで今日まで過ぎてしまいました。
残念ながら近々清浄性が確認されたとしても、日本の皆様のクリスマス商戦に間に合うタイミングで充分な量のUSレッグを供給するのは難しいと言わざるを得ません。また昨年と比較して飼料が約2倍近くに値上がりしている事からアメリカのパッカーの採算状況も非常に悪化しています。生産コストが上昇し、アメリカも景気が良いとはとても言えない経済状況ですから販売も苦戦が続き、これ以上赤字幅を増やさないためには減産せざるを得ない環境となっています。
既に何社かが倒産し、あるいは他の国の企業に買収されたりした会社があるのは皆さま既にご存じかと思いますが、アメリカのパッカーの経済状況はそこまで厳しさを増しています。こういった窮状を救う為にアメリカ政府は量にして約2万8千トンのブロイラーの買い上げを決定しました。これは日本で例えて言えば、畜肉の調整保管のような産業支援プログラムの一環で、過去にも何度か発動されている事です。買いあげる対象はブロイラーの屠体、レッグクウォーター、ドラムスティック等です。
このように、アメリカも日本もそれぞれ大変な状況が続いてます。けれどもそんな日々の後には必ずまた明るい日が訪れます。またそれを信じなければ今日を歩いて行く事はできません。「辛い」の文字に一本縦棒を入れれば「幸せ」の文字になります。今年も残り僅か数ヶ月ですが、それは本当はまだ数ヶ月もあると見方を変えて、お互いに更に頑張っていきましょう。
USレッグだけを取り上げてみると大変に玉も少なく、日本の皆様にご迷惑をおかけしているというのが今年の現状ですが、一日も早くこの状況から抜け出せるようにアメリカの各パッカーも頑張っています。
私たちも今まで以上に努力して行きますので、この先もアメリカ家禽鶏卵輸出協会をなにとぞ宜しくお願いします。

Export Statistics

アメリカのブロイラー肉(もみじを含む)2011年1月〜7月までの総輸出量は1,916,227MTで、昨年と比べると4.1%増、輸出額は22億1500万ドルで、昨年比12.6%増となった。このうち42.8%(819,758MT)は、上位5国(香港、メキシコ、韓国、イラク、ロシア)への輸出で占めている。

家禽肉全体で見ると、輸出量は、2,132,808MTで昨年と比べ5.7%アップ、輸出量は26億1300万ドルで、昨年比14.1%アップとなった。