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EGG RECIPE エッグを使ったレシピ

EGG
第5回 アメリカ産乾燥卵 スイーツ・ベーカリシェフコンテスト ベーカリー部門 2019年 優秀賞

和みティラミスミルフィーユ

ポイント

ちょっとした手土産や自分へのご褒美スイーツをイメージし、最近市場で話題の抹茶ティラミスをミニブレッドにアレンジしました。特にティラミスの卵黄や砂糖、マスカルポーネチーズを使うことから強壮剤として作られ始めた説があります。成り立ちから卵と縁のあるスイーツで少し特別な味わいを表現したいと考えました。

受賞者紹介

鈴木 大樹
株式会社神戸屋

商品内容としては、マスカルポーネチーズを配合したチーズフィリングを重ねました。商品上部は抹茶ソボロで焼き上げて仕上げに抹茶粉糖で和柄の「七宝柄」の模様を付けました。
乾燥卵の活かし方としては、ブリオッシュフィユテは全卵と卵黄の配合バランスを、乾燥卵だから出来る牛乳の配合量を活かし、口溶けの良さを意識した生地作りをしました。また、マスカルポーネチーズのチーズフィリングも乾燥卵黄を使うことで、水分の多いマスカルポーネチーズでも味をしっかりと出しながら、焼成に耐えられるギリギリまで配合することが出来ました。
「和みティラミスミルフィーユ」の「ミルフィーユ」はブリオッシュフィユテや抹茶ティラミスをイメージしたチーズフィリングが幾層にも重なる様から。また、「七宝柄」の模様は円形が連鎖しつながることが「調和」を意味します。「和み」は和のイメージと和洋折衷の味わいが「調和」するイメージからつけました。

材料

生地

フランスパン専用粉 100
生イースト 6
生地改良剤 1
2.1%
上白糖
15%
乾燥全卵
5%
乾燥卵黄
5%
牛乳
58%
無塩バター
20%
折込バター
40%

抹茶ソボロ/小豆かのこ

<抹茶ソボロ:生地1個あたり20g>
アーモンドパウダー
100g
グラニュー糖
100g
無塩バター
100g
薄力粉
100g
抹茶パウダー
8g
<小豆かのこ:生地1個あたり10g>

抹茶アマンド:生地1個あたり25g

無塩バター
150g
上白糖
120g
乾燥全卵
35g
水(お湯)
105g
アーモンドパウダー
125g
薄力粉
15g
ラム酒
3g
抹茶パウダー
30g

ティラミス風チーズフィリング/抹茶粉糖

<ティラミス風チーズフィリング:生地1個あたり35g>
クリームチーズ
50g
マスカルポーネチーズ
50g
上白糖
20g
乾燥卵黄
4g
薄力粉
20g
ブランデー
2g
<抹茶粉糖:商品1個あたり適量>
抹茶パウダー
100g
粉糖
50g

作り方

1. 生地
ミキシング L4分H8分↓(無塩バター)L4分H6分
捏上温度 20℃
フロアタイム 20分
リタード 冷凍1時間→冷蔵12時間
空折り 3つ折り3回(27層)
成形
①生地を160×65mmにカットする(30g/個×3)
②生地上面にティラミス風チーズフィリング35g塗る。
③②に①の生地を重ねる。
④生地上面に抹茶アマンド20gと小豆かのこ10gをのせる。
⑤④に①の生地を重ねる。
⑥食型(160×65×H50mm)を用意し、底面に抹茶ソボロ20gを敷く。
⑦⑥の食型に⑤の生地を入れる。
ホイロ 温度32℃/湿度75% 70分
焼成温度 上火:190℃ / 下火:200℃で、28分間焼成。
焼成前に食型にフタをする。
焼成後処理
①型から取り出し、ソボロを上にして粗熱を取る
②七宝柄のステンシルをソボロに当て、抹茶粉糖をかける
2. 抹茶ソボロ
①無塩バター、グラニュー糖、抹茶パウダーを合わせて混ぜる。
②粉糖を混ぜ合わせる。
③ふるい等で生地を濾す。
3. 抹茶アマンド
①無塩バター、グラニュー糖を合わせて混ぜる。
②乾燥全卵と抹茶パウダーを混ぜる。
③お湯を少しずつ入れて混ぜる。
④アーモンドパウダー、薄力粉を3~4回に分けてさっくりと混ぜる。
4. ティラミス風チーズフィリング
①クリームチーズとマスカルポーネチーズを混ぜ合わせる。
②上白糖、乾燥卵黄を混ぜる。
③ブランデーを混ぜる。
④薄力粉を混ぜる。
5. 抹茶粉糖
抹茶パウダーと粉糖を混ぜ合わせる