米国は世界第3位の卵生産国、
加工卵については米国の一番の輸出先は日本
毎年10月の第2金曜日に、世界40カ国以上で「World Egg Day(世界たまごの日)」が開催されます。今年のWorld Egg Dayのテーマ「Eggs for a better life」は、人間の健康だけでなく、地球の健康や人々の生活もサポートする卵の驚くべき力を称えるものです。卵は最も環境的に持続可能で手頃な動物性タンパク質であり、世界中の家庭と地球そのものをサポートするのに役立っています。
国際鶏卵委員会(IEC)によると、2021年の年間1人当たり鶏卵消費量(殻付換算、家庭・業務・外食を含む)において、世界で第1位はメキシコの409個、第2位は日本の337個、第3位はコロンビアの334個です。注)日本では1人がほぼ毎日1個の卵を消費していることになります。
注)出典: 鶏鳴新聞2022年9月5日号
米国は中国、欧州(EU)に次いで世界3番目の安定した生産国です。米国産鶏卵の約30%は加工卵として液卵・粉末卵の製造用に使用されています。
安全性、利便性、貯蔵などにおいて優れ、栄養価や風味においても殻付き卵と遜色のない加工卵は、日本においても、そのニーズは年々高まっています。加工卵には、液卵、凍結卵、乾燥卵があり、米国からは凍結卵と乾燥卵が主に輸入されています。
2021年には、米国の卵黄は、冷凍・乾燥ともに日本の市場を独占しています。卵白については、日本は10ヵ国以上から輸入しており、米国産卵白の市場シェアは限定的です。日本では、米国産乾燥全卵・乾燥卵黄は、主に製パン業界で消費されていますが、麺類、ミックス粉、パスタなどにも使用されています。
<参考>
Incredible Egg!World Egg Day (英語)
https://www.incredibleegg.org/worldeggday
World Egg Dayについて(IEC)(英語)
https://www.internationalegg.com/our-work/world-egg-day/